Instagram filter used: Normal
Photo taken at: Izumi, Osaka
お宮参りのお着付け。裄丈、総丈の短めお着物で、意識したこと
お宮参りに向かわれるママとママのお母様のお2人のお着付けとヘアセットに行ってきました。
お着物が大好きなおばあちゃんがお母様の嫁入り道具にと揃えてくれたお着物です。優しい白緑色の地に刺繍が美しい訪問着。
ここでひとつ難題が。
そう…こちらはお母様サイズに仕立てているお着物。モデルさんのようなスラッと背の高いママには小さめです。
裄丈、総丈も短いのが分かったので、
長襦袢の段階から意識しながらお着付けしました。
意識した箇所
□裄丈…長襦袢を着せる時、なるべく襟を詰まらせないよう、衿あきを横に広めに意識しました。
お着物は、いつもより広めに衿幅を出し、さらに半衿もいつもより広めに出すようにして着付けました。
少しずつ長さを出すことで、裄丈の短さをカバーしていく。
□総丈…腰紐をいつもより下目(腰骨のあたり)で結び、ギリギリでおはしょりを作る。
着付けでなるべく裄を出して、ギリギリでおはしょりを出して…後は心の中で『長さ出ますように〜…』と念じて。
仕上がった後、お母様が娘さんを見て「わ〜、今までこんなに裄もおはしょりも出たことなかったわ〜」と喜んでいただけました。
お母様のお着付けの方も、「シュッとして見えるっ!おばあちゃんに見せたら喜ぶわ〜」とこちらも喜んでいただきました。
最近のMyテーマが、“シュッと細っそりして見える着付け”なので、反応がとっても嬉しかったです。
仕立てもらった着物を自分や娘が着るとおばあちゃんが喜んでくれるので、親孝行です…とお母さん。
私も同感です。
娘さんを想って仕立てたお着物、世代を超えてお孫さんまで届いています、素敵なことですね。
「また次着物を着る機会があったらお願いしたい」という嬉しいお言葉頂戴しました。
次も喜んでいただけるよう頑張ろうと!励みになります。
お支度させていただき、ありがとうございました。
お子様の健やかな成長お祈りしております。